国際教育自立支援ネットワーク

「教育こそが逆境に立ち向かう力」との強い信念に基づき、世界各地で教育自立支援を実践する石橋代表の提唱によって誕生しました。『エルセラーン国際教育自立支援ネットワーク』の目的は、エルセラーンの教育自立支援の現地活動を担うパートナー団体相互の交流を図り、互いのノウハウ・情報を交換し合うことで各団体の活動をいっそう充実させることです。年に数回開催されるエルセラーンのイベントにもネットワークメンバーの代表者やスタッフが参加。国際教育自立支援活動について毎回白熱した議論が展開されるとともに懇親を深めています。

チャーターメンバー紹介

設立時メンバーを「チャーターメンバー」と呼びます。

タイの首都バンコクのクロントイ スラム生まれ。家庭が貧しく学校に通えたのは4年生まで。幼くして花火工場や港の厳しい環境で労働。逆境の中にあっても勉強への意欲を失わず、夜間中学校に進学。16歳の時、姉とともに自宅で塾「1日1バーツ学校」を開き、学ぶ機会に恵まれず読み書きのできない地域の子どもたちに勉強を教え始めます。10年後の1978年に「アジアのノーベル賞」と言われるラモン・マグサイサイ賞を受賞。この奨励金でドゥアン・プラティープ財団を設立。後にスウェーデンで「ノーベル賞の子ども版」と言われる「世界子ども大賞」も受賞。「スラムの天使」と呼ばれる社会福祉活動家は、一時は上院議員も務めました。阪神・淡路大震災、東日本大震災時には、スラムの人たちに募金を呼びかけ、多額の義援金を持ち、現地にも駆けつけました。秦辰也 近畿大学教授、SVA常務理事は夫君。

プラティープ
創設者

16歳で学校に通えないスラムの子どものため「1日1バーツ学校」開設。アジアのノーベル賞とも言われるラモン・マグサイサイ賞受賞。通称「スラムの天使」。

「生き直しの学校」の運営を通じて、スラムなどの恵まれない少年少女、青少年への教育自立支援はもちろん、高齢者や障害者など、幅広い人々を対象にしたさまざまな支援活動を展開します。

子どもの教育自立支援を核に多彩な事業を展開。

「生き直しの学校」の充実や、幼稚園のサポートなど教育自立支援を中心に、「温かな家庭」の推進、運営資金確保や職業訓練のためのアブラヤシ農園推進など幅広い事業を推し進めています。

玉川 秀樹
代表

1992年夏から活動を始め、2003年7月NPO設立。ネパールの自然や純粋な子どもの瞳に惹かれて物資を届け続けるなど、教育自立支援を実施。

厳しい貧困に喘ぐ山間部の子どもに教育を受けるチャンスを与えようと、ヤクワ村にて学資支援を実施。また古着や文房具、医療品などを届ける山村の学校巡回支援も行っています。

ヤクワに続き、同エリアで学校づくり。

シェルパ族が主に暮らす山地のヤクワ村に、ネパールでのエルセラーン小学校第1号が2010年1月に開校、地域社会で大きな話題に。引き続き学校建設が進んでいます。

山口 悦子
代表

現NPO発足以前より、ネパールの障害を持つ子どもの就学や女性の自立を支援。その後、HIV感染者やAIDS患者を家族に持つ子どもを支援するなど幅広く活動。

「国際性・社会性・生きがい」、この3点の目的を踏まえた上で、次代を担う子どもたちを中心に、人の優しさと生きることのすばらしさを伝えていけるよう、多様な教育自立支援活動を行っています。

語学習得で貧困から脱却し、自立を目指します。

2008年6月、バリ島に教育と自立支援のため日本語や英語教室、識字教育のための図書室を併設したエデュケーションセンターを開設。看護師につながる専門学校教育自立支援も実施しています。

濱野 真道
代表

フィリピンの未来を担う青少年の育成を目指して、1999年から活動を開始。現在もセブ島に暮らし、実態調査や奨学生らの生活指導にあたっている。

セブ島に暮らす貧困家庭の子どもの就学及び医療(一部生活)支援。国の未来を担う人材育成を目標に、優秀な青少年に奨学金を支給。足掛け10年の活動で、累計60余名の大学卒業者を輩出しています。

専門教育の継続が可能に。

名古屋大学大学院で途上国支援のあり方を学ぶなど、奨学生がより専門的な勉強を継続することが可能に。貧困のため途中で退学する小学生に対して、支援体制をとっています。

秦 辰也
常務理事

長年支援活動に従事し、2008年3月までSVA専務理事。現在は近畿大学総合社会学部 社会・マスメディア系専攻教授。

アジアの子どもたちへの教育・文化支援を通じて、「共に学び、共に生きる」シャンティ(平和)な社会の実現を目指します。経済的・社会的に困難な子どもの教育を支援。図書館事業、出版事業などを実施。 若林恭英会長。

相次いで小学校建設が具体化。

2009年3月、ラオスタベン村にエルセラーン小学校が開校。続いてラオス7校、カンボジア5校、アフガニスタン2校が相次いで具体化。アフガニスタン、ミャンマー難民キャンプ、タイで民話絵本出版など図書館活動も。

吉田 文亮
理事長

義務教育も受けられない子どもたちが多いタンザニアで、通学するための資金援助と校舎が不足している小学校建設支援の二本立てで、同国の人材の育成への寄与を目指す。

タンザニアの孤児や生活困窮家庭の子どもたちの就学を支援。ムベア市やルワンザ市で5つの小学校と幼稚園に学用品・運動用品などを提供。マライカとはスワヒリ語で“天使”“あどけない子ども”の意。

マリャで職業訓練学校がスタート。

2011年1月にムワンザ市マリャに職業訓練学校「マライカ ウィングス&エルセラーン スクール」をオープン。ミシン、パソコンなどを日本から送り、縫製、OA関連の専門教育と中等教育を実施。

山口 正記
理事長

ボランティアの聖地と呼ばれるコルカタ(旧カルカッタ)で、貧困で学校に行けない子どもたちを支援。小さな種も、愛情を持って大事に育まれたなら大きく成長する。そのようなプロジェクトにと「コルカタの種」と命名。

経済が発展するとともに、ますます貧富の差が開き、非常に貧しい子どもたちは、富んでいる人たちの生活を見ながら暮らさなければならないのです。コルカタのスラムの子どもたちが生きることに対する自信につながるよう、フリースクールで知識習得・職業訓練など教えています。

大都市コルカタでフリースクール3校。

ムンバイに次ぐ大都市のコルカタで、貧しい子どもたちのために3つのフリースクールを運営・サポート。その子どもの個性に合ったものを伸ばす教育に重点を置いており、当面、小学生のためのフリースクールの充実を図る。

岩下 八司
代表

1988年、バングラデシュを訪れた際、人々の暮らしぶりに衝撃を受け、妻の啓子さんとともに、夫婦で現地の子どもたちに対する教育支援活動を行う。

農業国のバングラデシュは、土地は肥沃ですが雨季には洪水や氾濫が絶えず、人々は貧しい暮らしを余儀なくされています。世界最貧国の一つと言われる同国に教育の風を吹かせようと支援を展開。

先住民の村にエルセラーン小学校建設を実現。

2009年3月末にインドとの国境近くのジャングルに暮らす先住民カシヤ族の村クマサイルに、次いでパラトール村に同国2校目となる小学校が誕生。両校ともに就学支援も実施中です。

林 かぐみ
理事 事務局長

学生時代から国際協力に関心を持ち、アジアの多くの人とつながりのあるAHIに参加。健康、教育面にかかわる国際研修など、長年にわたり活躍。情報収集、発信を重視し、活動をサポートする。

アジアの草の根の人々の健康を守るために活動を行っている保健および福祉関係のワーカーを育成しています。また、各種研修活動(国際研修、東洋医学研修、国別研修)も実施しています。 斎藤尚文理事長。

スリランカ茶農園地域の学力向上・格差解消へ。

全国統一試験のための補習・特別クラスを提供。他にも教師の研修、学校施設・教材の整備や地域社会における教育に対する意識向上など、学力向上のための活動を実施しています。

石丸雄次郎
代表

難病で亡くなった次女伸子さんと同じ病でネパールから来日、手術を受けたが手遅れとなった女児を知りネパールへ。医療とともに教育の状況が厳しいことを知り、学校建設を始める。

1996年から、共生という視点で、ネパールでの学校建設とケアハウスを手がける。「世界全体 幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」(宮沢賢治)の精神を大切に。

貧しい地域で学校建設を急ぐ。

ネパールでも貧困度が高く、教育環境も良くない地域での学校づくりに優先的に取り組み、デウラリ校を完成。プロジェクトは現在も進行中です。

多田 正毅
理事長

城西病院理事長の多田正毅氏が、1980年代に民間で初の医師ボランティアとしてカンボジア難民への医療支援を始めたのを機に、1991年にJIFFを設立。本格的医療支援活動に入る。

開発途上国を中心とする障害者のリハビリテーションに関する国際的援助協力、福祉・保健医療分野における学術技術水準向上のための国際的援助協力により支援先の保健福祉の向上を図ります。

医療教育分野で情報提携。

アフガニスタン首都カブールの「JIFFメディカルセンター(母と子のための診療所)」の活動、ゴールデントライアングル地帯での医療支援事業、タイ周辺途上国への保健医療教育支援情報を通じ交流。

秦 辰也
副理事長

1991年に設立された民間ボランティア団体SAFはSVAのカウンターパートだったが、年々活動の幅を広げ、20年を経て自立。それに伴い、SVAの秦常務理事がSAFの副理事長に就任。

貧困下にある子どもたちに教育機会を与えるため図書館事業(図書館設立や運営、移動図書館など)や児童センター・学生寮の設立、奨学金活動を実施。教育で子どもの可能性を磨き、生活を豊かにすることを目指します。

タイの少数民族やスラムで図書活動を展開

ミャンマー国境に近いターク県の少数民族であるカレン族の村々を訪れる移動図書館(車)活動はじめ、バンコクのスラムに暮らす貧困層の子どもたちへ、図書館活動を通じて読書と学びの環境を提供しています。

谷川 洋
理事長

福井大地震で自宅が全壊するも他人を助ける母の「善意や思いやりは相手に降りかけると自分にも降りかかる“魔法の香水”」の言葉を原点に、36年間の会社勤務を経て2004年に活動を開始。

主にインドシナ半島の少数民族の子どもを対象に学校建設と運営を住民参加型で手掛けています。現地と日本の子どもたちをつなぐフレンドシップ交流事業などの国際交流も推進。アジアの将来を担う子どもたちを育てます。

ベトナムに3校完成、ラオスでも計画が進行。

ベトナム中部山岳少数民族地域で城戸小学校(プラオ)、西川小学校(ソンヴァン)、南部では竹越小学校(ロントイB)が完成。ラオスではバンレム小学校マンルオン分校の建設計画が進行。